歴代バンギの紹介 其の七 三つのワザを持つバンギ
2017年6月2日 歴代バンギ紹介
歴代バンギ紹介七回目です。
今回はポケモンカードe「海からの風」に収録されている《バンギラス》です。
バンギ史上初、三つのワザを持っているバンギです。
今のレギュで使用可能のポケモンは殆どがワザ二つです。
M進化ポケモンに至ってはなぜか一つだけ。
三つのワザを持っているポケモンは極めて少なく、SMシリーズに入ってからはポケモンGXが持っているくらいです。
かつてはワザ三つのポケモンはザラにいて、進化前のビリリダマやヨマワルも三つワザを持っていたことがありました。
ワザがたくさん有ったほうが戦略が広がるので良いと思うのですが、開発側が考えるのが面倒くさいから無くなったのでしょうか?
HPは120。前回のバンギと同じく、キラカードとノンキラの2種類が存在します。
弱点、抵抗も一緒。にげるエネは3。
一つ目のワザ「はかいのいぶき」は1エネで、コインが表なら相手の場のエネルギーを一枚破壊できます。《R団のバンギラス》の「デストロイビーム」と似てますが、向こうは『バトル場のポケモン』だけが対象。こちらは相手の場ならどこでも破壊できます。
2進化とたねの違いですね。安定はしませんが、妨害には十分。あと、ワザ名がかっこいいです。
二つ目のワザ「しっぽでたたく」は3エネ30の効果のないワザ。
2進化としては少し物足りないですが、悪エネでの打点上げができるので、実際のダメージは40~50ほど?そう考えると適正ですね。
三つめのワザ「ギガクラッシュ」は5エネ60でお互いの山札を3枚ずつトラッシュする、強力ですがリスキーなワザです。バンギで初めて5エネ要求されるワザですが、当時は《ブーストエネルギー》がありますので、早ければ3ターン目にはこのワザで殴れます。
悪エネも必要なので、実際打点は80ほど。たねポケモンなら、気絶させながら相手の山札を削り、戦略をガタガタにできます。
デメリットは自分の山札もトラッシュされる点。終盤のデッキが残り少ない場面で使う際は、《町のボランティア》等で山札を増やしてからの方が安全です。
カードeリーダーでのミニゲームは「だいちをまもるバンギラス」。火山から飛んでくる岩を、バンギを動かして破壊し大地を守ります。
バンギは山は食べて破壊しますが、大地は守ってくれます。
イラストレーターさんは木村直代さん。この方も旧裏面から現在までポケカのイラストに携わっている方です。
ポケモンの絵本も描いてらっしゃったので、普段は優しい絵柄が特徴的ですが、このカードでは巨大な木を背にして立つ、クールなバンギの横姿が描かれています。
稲光でバンギにだけ光が当たっているのが渋くてかっこいいです。
いずれバンギもGXとして収録されると期待したいですが、そうじゃない通常のポケモンとしての収録でも、三つのワザがあってもいいんじゃないでしょうか?
因みにワザ三つのバンギは2017年6月現在、4種類存在します。
では、また次のバンギ紹介で。
今回はポケモンカードe「海からの風」に収録されている《バンギラス》です。
バンギ史上初、三つのワザを持っているバンギです。
今のレギュで使用可能のポケモンは殆どがワザ二つです。
M進化ポケモンに至ってはなぜか一つだけ。
三つのワザを持っているポケモンは極めて少なく、SMシリーズに入ってからはポケモンGXが持っているくらいです。
かつてはワザ三つのポケモンはザラにいて、進化前のビリリダマやヨマワルも三つワザを持っていたことがありました。
ワザがたくさん有ったほうが戦略が広がるので良いと思うのですが、開発側が考えるのが面倒くさいから無くなったのでしょうか?
HPは120。前回のバンギと同じく、キラカードとノンキラの2種類が存在します。
弱点、抵抗も一緒。にげるエネは3。
一つ目のワザ「はかいのいぶき」は1エネで、コインが表なら相手の場のエネルギーを一枚破壊できます。《R団のバンギラス》の「デストロイビーム」と似てますが、向こうは『バトル場のポケモン』だけが対象。こちらは相手の場ならどこでも破壊できます。
2進化とたねの違いですね。安定はしませんが、妨害には十分。あと、ワザ名がかっこいいです。
二つ目のワザ「しっぽでたたく」は3エネ30の効果のないワザ。
2進化としては少し物足りないですが、悪エネでの打点上げができるので、実際のダメージは40~50ほど?そう考えると適正ですね。
三つめのワザ「ギガクラッシュ」は5エネ60でお互いの山札を3枚ずつトラッシュする、強力ですがリスキーなワザです。バンギで初めて5エネ要求されるワザですが、当時は《ブーストエネルギー》がありますので、早ければ3ターン目にはこのワザで殴れます。
悪エネも必要なので、実際打点は80ほど。たねポケモンなら、気絶させながら相手の山札を削り、戦略をガタガタにできます。
デメリットは自分の山札もトラッシュされる点。終盤のデッキが残り少ない場面で使う際は、《町のボランティア》等で山札を増やしてからの方が安全です。
カードeリーダーでのミニゲームは「だいちをまもるバンギラス」。火山から飛んでくる岩を、バンギを動かして破壊し大地を守ります。
バンギは山は食べて破壊しますが、大地は守ってくれます。
イラストレーターさんは木村直代さん。この方も旧裏面から現在までポケカのイラストに携わっている方です。
ポケモンの絵本も描いてらっしゃったので、普段は優しい絵柄が特徴的ですが、このカードでは巨大な木を背にして立つ、クールなバンギの横姿が描かれています。
稲光でバンギにだけ光が当たっているのが渋くてかっこいいです。
いずれバンギもGXとして収録されると期待したいですが、そうじゃない通常のポケモンとしての収録でも、三つのワザがあってもいいんじゃないでしょうか?
因みにワザ三つのバンギは2017年6月現在、4種類存在します。
では、また次のバンギ紹介で。
歴代バンギの紹介 其の六 黒に染めろ、オ-ラバンギ
2017年5月27日 歴代バンギ紹介
歴代バンギ紹介六回目です。
今回はポケモンカードe「第1弾拡張パック」(ベーシック)に収録されている《バンギラス》です。
久しぶりに2進化ポケモンとしての登場です。
先のVSシリーズは一弾のみで展開が終了し、新しく「ポケモンカードe」シリーズが始まりました。
VSの頃は謎のスペースだった黄色いL字の太枠ですが、このシリーズでカード毎に特殊なバーコードがついていて、『カードeリーダー』という機械に読み込む事でミニゲームを遊べたり(ポケカの)隠しワザを使えたりという新しい試みであることが判明しました。
(バーコードが読み込めず、隠しワザもミニゲームもないカードもあります。このバンギもそうでした。)
HPは120に上昇。
キラカードとノンキラの2種類が存在します(テキスト、イラストは同じ)。
ポケボディー(今でいう、場に居るだけで常時発動する『特性』)は「ダークオーラ」。
バンギについている全てのエネルギーは「悪エネルギー」になる効果です。
初代《リザードン》の特殊能力「エナジーバーン」の悪エネ版です。
この頃もまだ悪エネは特殊エネルギーしか存在しないので、他のエネルギーをつけてもワザを使うことのできる嬉しいポケボディーです(悪エネの効果は付与されないので打点は上がりません)。
基本エネルギーだけでなく、特殊エネルギーにも効くので便利です。
前のバンギ紹介の時にも書きましたが、後のBWシリーズに収録される《サザンドラ》は同じ名前、効果の特性『ダークオーラ』を持っています。ワザも含めて、このバンギのリメイクのようなカードです。
「だったらバンギとして収録してほしかった」と当時の自分は思いました。が、それ程焦りはなかったです。なぜなら、サザンドラ登場はBWシリーズの第2弾。「この先長く展開するだろうし、その内バンギも収録されるでしょ」と呑気に構えていたからです。まさかBWで一度もバンギが収録されず、そのままレギュ落ちになろうとは夢にも思っていませんでした。
ゲームの方にもイベルタルが特性『ダークオーラ』を持っていますが、カードとは無関係。
しかし初めて名前が付いた、元祖はバンギです!
ワザは「ふみあらす」。悪4エネのインパクトが凄く、ポケボディーを見ずに先にワザを見てしまった人は「どうやってエネつけるの?」と困惑してしまうでしょう。
打点は前に50。コインが表なら相手のベンチ全員にも10ダメージ。強い。
『ダークオーラ』で悪になるとはいえ、それでも4エネためるのは大変です。ただ、この時代は進化ポケモン必須の《ブーストエネルギー》がありました。進化にのみ付けられ、無色エネ3個分として働く特殊エネルギーで、「番の終わりにトラッシュ」「にげれない」というデメリットはありますが、十分ブッ壊れた性能です。
当然、悪になるため素早く進化し、向こうのデッキが回ってない時に使えば、まさに相手の場を「ふみあらす」ことができます。
弱点、抵抗はいつもの。にげエネは初めて、「4」の大台に乗りました。
イラストレーターは絵巻作家の正子公也さん。
ポケモンの公式絵とはテイストの違う、まるでゴジラのような大迫力で豪快なイラストが目を引きます。
一見、何十メートルもあるかのように錯覚してしまう技量は凄いですね!(実際のバンギの高さは2メートル)
ここからしばらく、基本的にバンギのHPは120で固定されます。勿論、当時の通常ポケモンのHPの最大値です。
そして気になるのは今後のサザンドラとの関係。同じ悪の600族なだけに、今はドラゴンとして収録されることの多いサザンドラですが、悪として登場したならばまた過去のバンギのテキストと被せてくるかもしれません。
それ自体は別に構わないのですが、サザンばかりがフィーチャーされまたバンギがレギュ落ちになるようなことはありませんように…‼公式さんお願い。
では、また次のバンギ紹介で。
今回はポケモンカードe「第1弾拡張パック」(ベーシック)に収録されている《バンギラス》です。
久しぶりに2進化ポケモンとしての登場です。
先のVSシリーズは一弾のみで展開が終了し、新しく「ポケモンカードe」シリーズが始まりました。
VSの頃は謎のスペースだった黄色いL字の太枠ですが、このシリーズでカード毎に特殊なバーコードがついていて、『カードeリーダー』という機械に読み込む事でミニゲームを遊べたり(ポケカの)隠しワザを使えたりという新しい試みであることが判明しました。
(バーコードが読み込めず、隠しワザもミニゲームもないカードもあります。このバンギもそうでした。)
HPは120に上昇。
キラカードとノンキラの2種類が存在します(テキスト、イラストは同じ)。
ポケボディー(今でいう、場に居るだけで常時発動する『特性』)は「ダークオーラ」。
バンギについている全てのエネルギーは「悪エネルギー」になる効果です。
初代《リザードン》の特殊能力「エナジーバーン」の悪エネ版です。
この頃もまだ悪エネは特殊エネルギーしか存在しないので、他のエネルギーをつけてもワザを使うことのできる嬉しいポケボディーです(悪エネの効果は付与されないので打点は上がりません)。
基本エネルギーだけでなく、特殊エネルギーにも効くので便利です。
前のバンギ紹介の時にも書きましたが、後のBWシリーズに収録される《サザンドラ》は同じ名前、効果の特性『ダークオーラ』を持っています。ワザも含めて、このバンギのリメイクのようなカードです。
「だったらバンギとして収録してほしかった」と当時の自分は思いました。が、それ程焦りはなかったです。なぜなら、サザンドラ登場はBWシリーズの第2弾。「この先長く展開するだろうし、その内バンギも収録されるでしょ」と呑気に構えていたからです。まさかBWで一度もバンギが収録されず、そのままレギュ落ちになろうとは夢にも思っていませんでした。
ゲームの方にもイベルタルが特性『ダークオーラ』を持っていますが、カードとは無関係。
しかし初めて名前が付いた、元祖はバンギです!
ワザは「ふみあらす」。悪4エネのインパクトが凄く、ポケボディーを見ずに先にワザを見てしまった人は「どうやってエネつけるの?」と困惑してしまうでしょう。
打点は前に50。コインが表なら相手のベンチ全員にも10ダメージ。強い。
『ダークオーラ』で悪になるとはいえ、それでも4エネためるのは大変です。ただ、この時代は進化ポケモン必須の《ブーストエネルギー》がありました。進化にのみ付けられ、無色エネ3個分として働く特殊エネルギーで、「番の終わりにトラッシュ」「にげれない」というデメリットはありますが、十分ブッ壊れた性能です。
当然、悪になるため素早く進化し、向こうのデッキが回ってない時に使えば、まさに相手の場を「ふみあらす」ことができます。
弱点、抵抗はいつもの。にげエネは初めて、「4」の大台に乗りました。
イラストレーターは絵巻作家の正子公也さん。
ポケモンの公式絵とはテイストの違う、まるでゴジラのような大迫力で豪快なイラストが目を引きます。
一見、何十メートルもあるかのように錯覚してしまう技量は凄いですね!(実際のバンギの高さは2メートル)
ここからしばらく、基本的にバンギのHPは120で固定されます。勿論、当時の通常ポケモンのHPの最大値です。
そして気になるのは今後のサザンドラとの関係。同じ悪の600族なだけに、今はドラゴンとして収録されることの多いサザンドラですが、悪として登場したならばまた過去のバンギのテキストと被せてくるかもしれません。
それ自体は別に構わないのですが、サザンばかりがフィーチャーされまたバンギがレギュ落ちになるようなことはありませんように…‼公式さんお願い。
では、また次のバンギ紹介で。
歴代バンギの紹介 其の五 劇場限定バンギ
2017年5月22日 歴代バンギ紹介 コメント (4)
歴代バンギ紹介五回目です。
今回は新裏面、ポケモンカードVS「リーダーズポケモン」劇場限定デッキに収録されている《R団のバンギラス》です。
アニポケ映画「セレビィ 時を超えた遭遇」の公開と同時に、公開劇場で販売されたデッキにのみ封入されているバンギです。
一見、映画とコラボしているように思えますがそれはバンギだけで、他のカードはVSシリーズからの再録、使いまわしです。サトシ達のポケモンやセレビィのカードは一切収録されていません。
また、ハーフデッキですが内容はポケモンとエネルギーが大半を占め、トレーナーは基本的なものが数枚程度。サポーターに至っては一枚も収録されていません。ハーフデッキなのにエネが13枚も…。
そんな残念な内容だったのでデッキはかなり売れ残ったらしいです。流石にバンギの魅力をもってしても、公式に売る気が無ければ無理なようですね…。
そんな経緯もあり、今ではあまり数もない珍しい部類のバンギとなります。
悪のたねポケモンでHPは80。
ワザは二つともコイン投げです。
上のワザ「デストロイビーム」は1エネでコイン表ならエネトラッシュ。序盤の妨害にはピッタリなワザです。BWシリーズでは《サザンドラ》が同名のワザを持って登場します。後の『ダークオーラ』といい、サザンドラはよくバンギのワザや特性を持っていきます。
下のワザ「たたきつける」は3エネでコインの表×30ダメージ。最高60ダメ。
初代バンギも持っていたワザで、必要エネも打点もコインを投げる回数も同じです。
当時の2進化とVSのたねが全く同じワザを持っているというのは、この短い間でも着実にインフレが起こっていると実感せざるを得ません
無色エネのみでワザを使えるのはやはり強み。
闘弱点、超抵抗、にげ3は綺麗な程のお馴染み。
イラストレーターはHiromichi Sugiyamaさん。
初のCGバンギ。全身が写っていてかっこいいです。
背景には映画の悪役、ロケット団の幹部ビシャスがでかでかと存在を主張しています。
右下の顔アイコンにも出てるので別にいいのに…。
劇中、バンギは元々違うトレーナーのポケモンでしたが、ビシャスにより横取りされ悪のアイテム「ダークボール」にて謎の巨大化。性格も狂暴になり暴れ回ってしまいます。
アニメ本編にあまりバンギは出てきませんが、映画に登場し皆の記憶に残っているだけでも優遇されているのかもしれません。
次回からはまた2進化バンギに戻ります!
今回は新裏面、ポケモンカードVS「リーダーズポケモン」劇場限定デッキに収録されている《R団のバンギラス》です。
アニポケ映画「セレビィ 時を超えた遭遇」の公開と同時に、公開劇場で販売されたデッキにのみ封入されているバンギです。
一見、映画とコラボしているように思えますがそれはバンギだけで、他のカードはVSシリーズからの再録、使いまわしです。サトシ達のポケモンやセレビィのカードは一切収録されていません。
また、ハーフデッキですが内容はポケモンとエネルギーが大半を占め、トレーナーは基本的なものが数枚程度。サポーターに至っては一枚も収録されていません。ハーフデッキなのにエネが13枚も…。
そんな残念な内容だったのでデッキはかなり売れ残ったらしいです。流石にバンギの魅力をもってしても、公式に売る気が無ければ無理なようですね…。
そんな経緯もあり、今ではあまり数もない珍しい部類のバンギとなります。
悪のたねポケモンでHPは80。
ワザは二つともコイン投げです。
上のワザ「デストロイビーム」は1エネでコイン表ならエネトラッシュ。序盤の妨害にはピッタリなワザです。BWシリーズでは《サザンドラ》が同名のワザを持って登場します。後の『ダークオーラ』といい、サザンドラはよくバンギのワザや特性を持っていきます。
下のワザ「たたきつける」は3エネでコインの表×30ダメージ。最高60ダメ。
初代バンギも持っていたワザで、必要エネも打点もコインを投げる回数も同じです。
当時の2進化とVSのたねが全く同じワザを持っているというのは、この短い間でも着実にインフレが起こっていると実感せざるを得ません
無色エネのみでワザを使えるのはやはり強み。
闘弱点、超抵抗、にげ3は綺麗な程のお馴染み。
イラストレーターはHiromichi Sugiyamaさん。
初のCGバンギ。全身が写っていてかっこいいです。
背景には映画の悪役、ロケット団の幹部ビシャスがでかでかと存在を主張しています。
右下の顔アイコンにも出てるので別にいいのに…。
劇中、バンギは元々違うトレーナーのポケモンでしたが、ビシャスにより横取りされ悪のアイテム「ダークボール」にて謎の巨大化。性格も狂暴になり暴れ回ってしまいます。
アニメ本編にあまりバンギは出てきませんが、映画に登場し皆の記憶に残っているだけでも優遇されているのかもしれません。
次回からはまた2進化バンギに戻ります!
歴代バンギの紹介 其の四 新世代、カリバン
2017年5月19日 歴代バンギ紹介
歴代バンギ紹介四回目です。
今回は新裏面、ポケモンカードVS「リーダーズポケモン 水炎ハーフデッキ」に収録されている《カリンのバンギラス》です。
neoシリーズ終了に伴い、デザインや裏面を一新した新シリーズが「VSシリーズ」です。
カードゲームにおいて裏面を変えるというのは前代未聞で、スリーブに入れなければ前のシリーズのカードだと分かってしまうという不具合が生じました。しかも裏面を変えた理由が当初「世界と合わせる」という説明をしていたのに、結局日本版しか裏面が変わっていないまま現在に至るなど、ポケカの話題が出ればこの裏面変更批判の話が必ず出る位語り草となっている大事件でした。
VSシリーズのカードは「ジムリーダーや四天王が所有しているポケモン」という設定で、全てたねポケモンとして収録されています。
ゲーム金銀では、あくタイプのエキスパートの主要キャラが四天王カリンしかいないので、当然彼女にバンギ使いとして白羽の矢が立ったわけですね。
(ゲームではカリンはバンギを持っていませんでした。)
HPは70。(たねポケモンとは言え)全てのバンギラスのカードの中で最も低いHPです。
因みに2017年5月現在、最もHPが高いバンギは《バンギラスEX》の180。(M進化を含めるなら《MバンギラスEX》の240。)
上のワザ「ふみつけ」は2エネ10ダメージ。コイン表でも合計20ダメージ。誤植かと疑ってしまいますがVSシリーズでは他のカードもこういった控えめな打点です。
特にバンギは悪特殊エネで強化できるため、あまり打点を上げることができなかったのだと思われます。
下のワザ「なげとばす」は3エネ30で相手のポケモン強制入れ替え。新たなポケモンは相手が選ぶとはいえ、当時としては強力なワザです。悪エネ打点上げは勿論ですが、バトル場の厄介なポケモンをチェンジして相手の計算を妨害できます。
もう十数年前にウェブ日記で見た記憶なので、真偽は定かではありませんが、当時のバトルロードサマー(スプリング?)のどこかの会場で、優勝者がこの《カリンのバンギラス》をデッキに投入し会場スクリーンにカリバンが映し出されていたそうです。
今でこそVSシリーズのコレクターも多いですが、発売した頃は見向きもされない性能のカードが殆どの中で、実力者に見いだされていたのはやはりバンギの凄い所でしょう。
弱点は闘、抵抗力は超とお馴染み。にげるエネルギーはなんと2。
「重量級」のイメージの強いバンギはにげる3や4が普通ですが、意外にもにげ2のバンギがこのカードを含めて4枚もあります。
イラストレーターはVSから現在までポケカのイラストに携わっている草嶋一さん。
バンギのイラストには珍しく、背面からバンギを描いており鋭く力強い、一枚絵としてもコレクション性の高い完成度とかっこよさを秘めています。
カードとしての性能は抑えめになりがちですが、自分はVSシリーズのような「誰々のポケモン」が大好きなので、《グリーンのバンギラス》や《アランのバンギラス》を是非とも出してほしいものです。
では、また次のバンギ紹介で。
今回は新裏面、ポケモンカードVS「リーダーズポケモン 水炎ハーフデッキ」に収録されている《カリンのバンギラス》です。
neoシリーズ終了に伴い、デザインや裏面を一新した新シリーズが「VSシリーズ」です。
カードゲームにおいて裏面を変えるというのは前代未聞で、スリーブに入れなければ前のシリーズのカードだと分かってしまうという不具合が生じました。しかも裏面を変えた理由が当初「世界と合わせる」という説明をしていたのに、結局日本版しか裏面が変わっていないまま現在に至るなど、ポケカの話題が出ればこの裏面変更批判の話が必ず出る位語り草となっている大事件でした。
VSシリーズのカードは「ジムリーダーや四天王が所有しているポケモン」という設定で、全てたねポケモンとして収録されています。
ゲーム金銀では、あくタイプのエキスパートの主要キャラが四天王カリンしかいないので、当然彼女にバンギ使いとして白羽の矢が立ったわけですね。
(ゲームではカリンはバンギを持っていませんでした。)
HPは70。(たねポケモンとは言え)全てのバンギラスのカードの中で最も低いHPです。
因みに2017年5月現在、最もHPが高いバンギは《バンギラスEX》の180。(M進化を含めるなら《MバンギラスEX》の240。)
上のワザ「ふみつけ」は2エネ10ダメージ。コイン表でも合計20ダメージ。誤植かと疑ってしまいますがVSシリーズでは他のカードもこういった控えめな打点です。
特にバンギは悪特殊エネで強化できるため、あまり打点を上げることができなかったのだと思われます。
下のワザ「なげとばす」は3エネ30で相手のポケモン強制入れ替え。新たなポケモンは相手が選ぶとはいえ、当時としては強力なワザです。悪エネ打点上げは勿論ですが、バトル場の厄介なポケモンをチェンジして相手の計算を妨害できます。
もう十数年前にウェブ日記で見た記憶なので、真偽は定かではありませんが、当時のバトルロードサマー(スプリング?)のどこかの会場で、優勝者がこの《カリンのバンギラス》をデッキに投入し会場スクリーンにカリバンが映し出されていたそうです。
今でこそVSシリーズのコレクターも多いですが、発売した頃は見向きもされない性能のカードが殆どの中で、実力者に見いだされていたのはやはりバンギの凄い所でしょう。
弱点は闘、抵抗力は超とお馴染み。にげるエネルギーはなんと2。
「重量級」のイメージの強いバンギはにげる3や4が普通ですが、意外にもにげ2のバンギがこのカードを含めて4枚もあります。
イラストレーターはVSから現在までポケカのイラストに携わっている草嶋一さん。
バンギのイラストには珍しく、背面からバンギを描いており鋭く力強い、一枚絵としてもコレクション性の高い完成度とかっこよさを秘めています。
カードとしての性能は抑えめになりがちですが、自分はVSシリーズのような「誰々のポケモン」が大好きなので、《グリーンのバンギラス》や《アランのバンギラス》を是非とも出してほしいものです。
では、また次のバンギ紹介で。
歴代バンギの紹介 其の三 光り輝く高額バンギ
2017年5月14日 歴代バンギ紹介 コメント (2)
歴代バンギ紹介三回目です。
今回は旧裏面、ポケモンカードneo「闇、そして光へ...」に収録されているもう一枚のバンギ、《ひかるバンギラス》Lv.41です。
neoシリーズに登場する「ひかるポケモン」の一枚です。「ひかるポケモン」は全てたねポケモンとなっていて、デッキに一枚しか投入できないという特別ルールがあります。それ以外の特徴としては、ワザに必要なエネルギーが2種類か3種類要求されています。
「ひかるポケモン」はシークレットレアとして封入されていて、非常に出にくいため、総じて高い値段が付けられています。特に人気ポケモンであるバンギは《ひかるリザードン》、《ひかるミュウツー》と並び「ひかるポケモン」最高額で取引されます。流石!
上のワザ「マウンテンクラッシュ」は3エネ30で裏が出るまで山破壊効果。前回のバンギ紹介でも書きましたが、「山を壊す」バンギの設定を体現するワザです。
しかもウラが出ない限り永遠に山札をトラッシュできる夢の詰まったワザですね。
もう後がない事態で一か八かの賭けに出てみるのも面白いかもしれません。
下のワザ「はかいのほのお」は4エネ50のエネ破壊ワザ。必要なエネルギーが(悪炎炎炎)と、上のワザ(悪闘闘)と全く合いませんが、「闇、そして光へ...」にはひかるポケモン専用の特殊エネルギー《ミラクルエネルギー》が存在します。
どの色のエネルギーでも対応し、しかも二個分と便利ですが、このエネルギーも一枚しかデッキに入れることができません。
実際には上のワザか下のワザ、使う方をどちらかに絞り戦略を立てるのがよさそうです。
初代バンギの紹介にも書いた通り、悪タイプなので弱点なし。しかもHPも80と高い上に超抵抗でかなり強力です。
イラストレーターはポケモンの公式イラストの神、杉森建さん。
杉森さんがバンギのイラストを担当しているのはこのカードのみで、力をため込む(炎を放とうとしている?)色違いのバンギを下からのアングルで描いている素晴らしいイラスト。眩しいです。
色違いのバンギがカード化されるのはこのカードが唯一ですが、噂によれば来る強化拡張パック第3弾には「ひかるポケモン」が封入されているらしいです。
ポケモンも現在第7世代まで登場し、各世代から色違いポケモンが選出されると思うので希望は薄いですが、またこの《ひかるバンギラス》が収録されれば嬉しいですね。
このカードのリメイクみたいなワザを持っていたら、粋で面白いと思うのですが…。
では、また次のバンギ紹介で。
今回は旧裏面、ポケモンカードneo「闇、そして光へ...」に収録されているもう一枚のバンギ、《ひかるバンギラス》Lv.41です。
neoシリーズに登場する「ひかるポケモン」の一枚です。「ひかるポケモン」は全てたねポケモンとなっていて、デッキに一枚しか投入できないという特別ルールがあります。それ以外の特徴としては、ワザに必要なエネルギーが2種類か3種類要求されています。
「ひかるポケモン」はシークレットレアとして封入されていて、非常に出にくいため、総じて高い値段が付けられています。特に人気ポケモンであるバンギは《ひかるリザードン》、《ひかるミュウツー》と並び「ひかるポケモン」最高額で取引されます。流石!
上のワザ「マウンテンクラッシュ」は3エネ30で裏が出るまで山破壊効果。前回のバンギ紹介でも書きましたが、「山を壊す」バンギの設定を体現するワザです。
しかもウラが出ない限り永遠に山札をトラッシュできる夢の詰まったワザですね。
もう後がない事態で一か八かの賭けに出てみるのも面白いかもしれません。
下のワザ「はかいのほのお」は4エネ50のエネ破壊ワザ。必要なエネルギーが(悪炎炎炎)と、上のワザ(悪闘闘)と全く合いませんが、「闇、そして光へ...」にはひかるポケモン専用の特殊エネルギー《ミラクルエネルギー》が存在します。
どの色のエネルギーでも対応し、しかも二個分と便利ですが、このエネルギーも一枚しかデッキに入れることができません。
実際には上のワザか下のワザ、使う方をどちらかに絞り戦略を立てるのがよさそうです。
初代バンギの紹介にも書いた通り、悪タイプなので弱点なし。しかもHPも80と高い上に超抵抗でかなり強力です。
イラストレーターはポケモンの公式イラストの神、杉森建さん。
杉森さんがバンギのイラストを担当しているのはこのカードのみで、力をため込む(炎を放とうとしている?)色違いのバンギを下からのアングルで描いている素晴らしいイラスト。眩しいです。
色違いのバンギがカード化されるのはこのカードが唯一ですが、噂によれば来る強化拡張パック第3弾には「ひかるポケモン」が封入されているらしいです。
ポケモンも現在第7世代まで登場し、各世代から色違いポケモンが選出されると思うので希望は薄いですが、またこの《ひかるバンギラス》が収録されれば嬉しいですね。
このカードのリメイクみたいなワザを持っていたら、粋で面白いと思うのですが…。
では、また次のバンギ紹介で。
歴代バンギの紹介 其の二 唯一の茶バンギ
2017年5月8日 歴代バンギ紹介 コメント (4)
歴代バンギ紹介二回目です。
今回は旧裏面、ポケモンカードneo「闇、そして光へ...」に収録されている《わるいバンギラス》Lv.47です。またレベル55以下のバンギですね。
なお、この弾には別のバンギも収録されていますが、それは次の機会に紹介する予定です。
このカードは2017年5月現在、唯一の純粋な闘タイプのみのバンギラスです。
(闘と悪の混合タイプなら後に登場します。)
neoシリーズで初登場した「わるいポケモン」の一匹で、《わるいサナギラス》から進化します。
わるいポケモンの特徴としては、HPが低いかわりに強力なワザを持っているというのが有ります。
進化前の《わるいサナギラス》が2エネ40のワザ、3エネで進化できるワザを持つ優秀なカードであり、悪(特殊)エネルギーのデメリットも受けないため、打点を上げやすいのもこのカードの評価を上げるポイントです。
上のワザ「やまくだき」は相手の山札をトラッシュしつつ、ダメージを与えるワザです。
コイン次第ですが、ついているエネルギーの数だけ投げられるので、運に自身のある人はデッキアウトを狙ってみるのもいいかもしれません。
バンギラスは設定上「山を食べ破壊し、地図を変えなければならない天災のようなポケモン」とされているので、山破壊系のワザを持つのは当然といえますね。
後に登場するバンギも、自分相手問わず山札をトラッシュするワザを多く持っています。
下のワザ「ぶんなげる」は4エネ50ですが、相手に控え(ベンチ)ポケモンがいると30になってします。その代り控えのポケモン一匹にも30ダメージを与えます。
弱ったポケモンやベイビィポケモンを狙撃してサイドを取りましょう。
どちらのワザともエネルギーがつけば強力ですが、闘はエネ加速ができず、また多くのポケモンが闘抵抗をもっているため、「強いが扱いが難しいカード」になります。
なので、旧裏の友マルマインや別のタイプのポケモンとコンビを組んで、苦手なタイプ対策をしながらデッキを組みましょう。
2進化必須の《ポケモン育て屋さん》も大きな助けになります。
弱点は草。抵抗力は雷。
(悪タイプの)バンギの弱点といえば闘ですが、これはゲームで「かくとう」と「じめん」というポケカにおいて闘タイプに分類される2タイプが弱点ということに由来しています。
しかし同時に「くさ」「むし」の2タイプもバンギは弱点なので、現在のポケカ・バンギも闘弱点ばかりでなく、草弱点になってもいいのではないかと思ったりもしています(イメージの問題もあるので変更は難しいかもしれませんが)。そもそも「かくとう」は4倍弱点でしたね…。
イラストレーターはShin-ichi Yoshidaさん。
炎の中で暴れている(?)様子がかっこいい、いかにも「わるいポケモン」というのが見て取れるイラストだと思います。
元祖山破壊バンギ、そして唯一の純粋闘バンギ。
悪タイプのイメージが強いバンギですが、たまには闘タイプとして収録されてもいいかもしれませんね。
もちろん、自分はどんなバンギでもデッキに入れますよ!
では、また次のバンギ紹介で。
今回は旧裏面、ポケモンカードneo「闇、そして光へ...」に収録されている《わるいバンギラス》Lv.47です。またレベル55以下のバンギですね。
なお、この弾には別のバンギも収録されていますが、それは次の機会に紹介する予定です。
このカードは2017年5月現在、唯一の純粋な闘タイプのみのバンギラスです。
(闘と悪の混合タイプなら後に登場します。)
neoシリーズで初登場した「わるいポケモン」の一匹で、《わるいサナギラス》から進化します。
わるいポケモンの特徴としては、HPが低いかわりに強力なワザを持っているというのが有ります。
進化前の《わるいサナギラス》が2エネ40のワザ、3エネで進化できるワザを持つ優秀なカードであり、悪(特殊)エネルギーのデメリットも受けないため、打点を上げやすいのもこのカードの評価を上げるポイントです。
上のワザ「やまくだき」は相手の山札をトラッシュしつつ、ダメージを与えるワザです。
コイン次第ですが、ついているエネルギーの数だけ投げられるので、運に自身のある人はデッキアウトを狙ってみるのもいいかもしれません。
バンギラスは設定上「山を食べ破壊し、地図を変えなければならない天災のようなポケモン」とされているので、山破壊系のワザを持つのは当然といえますね。
後に登場するバンギも、自分相手問わず山札をトラッシュするワザを多く持っています。
下のワザ「ぶんなげる」は4エネ50ですが、相手に控え(ベンチ)ポケモンがいると30になってします。その代り控えのポケモン一匹にも30ダメージを与えます。
弱ったポケモンやベイビィポケモンを狙撃してサイドを取りましょう。
どちらのワザともエネルギーがつけば強力ですが、闘はエネ加速ができず、また多くのポケモンが闘抵抗をもっているため、「強いが扱いが難しいカード」になります。
なので、旧裏の友マルマインや別のタイプのポケモンとコンビを組んで、苦手なタイプ対策をしながらデッキを組みましょう。
2進化必須の《ポケモン育て屋さん》も大きな助けになります。
弱点は草。抵抗力は雷。
(悪タイプの)バンギの弱点といえば闘ですが、これはゲームで「かくとう」と「じめん」というポケカにおいて闘タイプに分類される2タイプが弱点ということに由来しています。
しかし同時に「くさ」「むし」の2タイプもバンギは弱点なので、現在のポケカ・バンギも闘弱点ばかりでなく、草弱点になってもいいのではないかと思ったりもしています(イメージの問題もあるので変更は難しいかもしれませんが)。そもそも「かくとう」は4倍弱点でしたね…。
イラストレーターはShin-ichi Yoshidaさん。
炎の中で暴れている(?)様子がかっこいい、いかにも「わるいポケモン」というのが見て取れるイラストだと思います。
元祖山破壊バンギ、そして唯一の純粋闘バンギ。
悪タイプのイメージが強いバンギですが、たまには闘タイプとして収録されてもいいかもしれませんね。
もちろん、自分はどんなバンギでもデッキに入れますよ!
では、また次のバンギ紹介で。
歴代バンギの紹介 其の一 初代バンギ
2017年4月30日 歴代バンギ紹介 コメント (4)
歴代のバンギのカードを紹介していこうと思います。
記念すべき最初のバンギは旧裏面、ポケモンカードneo「遺跡をこえて…」に収録されている《バンギラス》Lv.54です。
ちなみにゲームではバンギに進化できるレベルは55からなので、この当時はなぜカードのレベルが54なのか不思議でした。
タイプは悪でHPが100。今の感覚だと、「2進化でHP100って…」と思うかもしれませんが、当時は他の2進化もこのくらいでした。
ポケモンカードneoシリーズで初登場した、悪タイプと鋼タイプは「後から追加された特別なタイプ」扱いされていて、他のタイプのように基本エネルギーは存在しませんでした。
その代わりデッキに4枚(ハーフデッキだと2枚)だけ入れられる特殊エネルギーとしてのみ「悪エネルギー」がありました。
この《悪(特殊)エネルギー》は当時つけた全てのポケモンのワザの打点が+10されるという壊れ性能で、悪ポケモンとわるいポケモンだけはデメリット無しでその恩恵を受けることができました。
上のワザ「たたきつける」は当時よくあったコイン投げによる打点が安定しないワザ。
上記の通り悪エネルギーの必要なワザを持つ悪ポケモンは、少ない特殊エネルギーを手札に持ってくるのが困難のため、色拘束のない無色エネだけのワザを持っていることが多くありました。実際、悪エネがつかなかった場合はこのワザで攻撃するしかありません。
バンギ好きとしては、どの色のデッキに投入しても「たたきつける」は使えるので、便利で高評価のワザです。
下のワザはこのカードのメインウェポン「なぎたおす」。
対戦ポケモン(バトルポケモン)に50ダメージの時点でも強いのに、さらに控え(ベンチ)ポケモンにもコイン次第で30ダメージを与えてしまいます。厄介なベイビィポケモンも一撃できぜつですね。ただ、自分のベンチポケモンも危険に晒されるため、《見えない壁》などで守ってあげる必要があります。
どう考えても強力ですが、ネックはなんと言ってもその色拘束の強さ。特殊エネである悪エネルギーかレインボーエネルギーでしか使えないため、素早くこのワザを打つにはどうしても工夫が必要になります。手札に《無色2個エネルギー》、場に《マルマイン》(エネエネ)が居れば、相手にサイドを献上してしまいますが、1ターンでワザを使うことが可能です。
抵抗力はおなじみの超。弱点はなんと無し!
neoシリーズの悪ポケモンはなぜか弱点がありませんでした。今の闘タイプになす術のない状況を考えると、この弱点なしの復活を望まずにはいられません。
イラストレーターはゲームフリークの社員である吉田宏信さん。
初代にふさわしい、オーソドックスなザ・バンギというイラストですね。左腕がぐにゃんとなっているのが可愛いです。
ポケカ、バンギの歴史はここから始まった、言わばすべての基礎となったバンギです。
後のバンギに見られるコインワザや全体攻撃もこのカードが始祖なんですね。
…以上、こんな感じですがこれから定期的にバンギの紹介をしていく予定です。
記念すべき最初のバンギは旧裏面、ポケモンカードneo「遺跡をこえて…」に収録されている《バンギラス》Lv.54です。
ちなみにゲームではバンギに進化できるレベルは55からなので、この当時はなぜカードのレベルが54なのか不思議でした。
タイプは悪でHPが100。今の感覚だと、「2進化でHP100って…」と思うかもしれませんが、当時は他の2進化もこのくらいでした。
ポケモンカードneoシリーズで初登場した、悪タイプと鋼タイプは「後から追加された特別なタイプ」扱いされていて、他のタイプのように基本エネルギーは存在しませんでした。
その代わりデッキに4枚(ハーフデッキだと2枚)だけ入れられる特殊エネルギーとしてのみ「悪エネルギー」がありました。
この《悪(特殊)エネルギー》は当時つけた全てのポケモンのワザの打点が+10されるという壊れ性能で、悪ポケモンとわるいポケモンだけはデメリット無しでその恩恵を受けることができました。
上のワザ「たたきつける」は当時よくあったコイン投げによる打点が安定しないワザ。
上記の通り悪エネルギーの必要なワザを持つ悪ポケモンは、少ない特殊エネルギーを手札に持ってくるのが困難のため、色拘束のない無色エネだけのワザを持っていることが多くありました。実際、悪エネがつかなかった場合はこのワザで攻撃するしかありません。
バンギ好きとしては、どの色のデッキに投入しても「たたきつける」は使えるので、便利で高評価のワザです。
下のワザはこのカードのメインウェポン「なぎたおす」。
対戦ポケモン(バトルポケモン)に50ダメージの時点でも強いのに、さらに控え(ベンチ)ポケモンにもコイン次第で30ダメージを与えてしまいます。厄介なベイビィポケモンも一撃できぜつですね。ただ、自分のベンチポケモンも危険に晒されるため、《見えない壁》などで守ってあげる必要があります。
どう考えても強力ですが、ネックはなんと言ってもその色拘束の強さ。特殊エネである悪エネルギーかレインボーエネルギーでしか使えないため、素早くこのワザを打つにはどうしても工夫が必要になります。手札に《無色2個エネルギー》、場に《マルマイン》(エネエネ)が居れば、相手にサイドを献上してしまいますが、1ターンでワザを使うことが可能です。
抵抗力はおなじみの超。弱点はなんと無し!
neoシリーズの悪ポケモンはなぜか弱点がありませんでした。今の闘タイプになす術のない状況を考えると、この弱点なしの復活を望まずにはいられません。
イラストレーターはゲームフリークの社員である吉田宏信さん。
初代にふさわしい、オーソドックスなザ・バンギというイラストですね。左腕がぐにゃんとなっているのが可愛いです。
ポケカ、バンギの歴史はここから始まった、言わばすべての基礎となったバンギです。
後のバンギに見られるコインワザや全体攻撃もこのカードが始祖なんですね。
…以上、こんな感じですがこれから定期的にバンギの紹介をしていく予定です。
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