歴代バンギの紹介 其の二十五  令和の茶バンギ
歴代バンギ紹介二十五回目です。

今回はポケモンカードゲーム ソード&シールドシリーズ、強化拡張パック「爆炎ウォーカー」(S2a)に収録されている《バンギラス》です。


闘の2進化ポケモン。
純粋な闘タイプのバンギは旧裏《わるいバンギラス》Lv.47 以来ですね!(闘悪混合はPCGの《わるいバンギラス》も)
また《わるい〜》など特別なポケモンを除く通常バンギとしては初の闘タイプとなります。
弱点は草、抵抗力は無し。にげるエネルギーはおなじみの4。
HPはまたまた引き上がり通常バンギ史上最高の「180」。
レギュレーションマークは「D」。

タイプは違いますが、ワザの効果から見るに《バンギラスex》(PCG4)のリメイクと言えるバンギです。




上のワザ、「がんばんくずし」は闘無無の3エネで120ダメージ。場のスタジアムをトラッシュする効果があります。
トラッシュする効果は強制なので自分が出しているスタジアムもトラッシュしてしまうデメリットがあります。基本は相手のスタジアム、特に妨害系として多くのデッキで見られる《混沌のうねり》やグッズ/サポートで壊せない◇(プリズムスター)のスタジアムをトラッシュできれば役割は充分に果たせたと言えるでしょう。
闘デッキに必須の《格闘道場》ならば、トラッシュされても打点の+10または+40はされるので恐れずガンガン場に出しましょう。
同じく必須の《ディアンシー◇》、《げんきのハチマキ》、そして《格闘道場》でのサイドが負けている状態ならば最大で190ダメージまで打点が伸び、あの《ムゲンダイナV MAX》も楽々ワンパンできます。
効果的に、バンギexの「たたきこわす」のリメイクですね。




下のワザ、「マウンテンスイング」は闘闘無無の4エネで250ダメージ。自分の山札を5枚トラッシュするスーサイド系の大ワザです。
バンギexの最終ウェポンだった「ぶちきれる」を彷彿とさせるテキストです。トラッシュ枚数は3枚→5枚と増え、ダメージに至っては倍以上となっている所に時代の流れのインフレを感じます。
250の威力は《ザシアンV》をはじめ殆どのV / GXをワンパンでき、上記のディアンシー+格闘道場なら最大310ダメージまで出す事ができます。
《げんきのハチマキ》と《ガラル ジグザグマ》の特性を駆使すれば巨大なV MAXポケモンすら沈められますが、いかんせん4エネ。
サイドが負けている時に闘エネ1個分少なくさせる《くろおび》はマスト。格闘道場とも噛み合います。
またバンギと同じく2進化ですが《ふしぎなアメ》を共有できる《セキタンザン》の『タールジェネレート』を使えば闘と炎の2色になりますが素早くエネ加速できます。
250ダメージはヤミバンギのギガフォール同様、打点固定のワザとしてはバンギ史上最大。ポケモンカード全体としても300に次ぐ最強クラスのダメージです。
強力極まりないワザとはいえ、やはり山札5枚トラッシュは厳しく、乱発できないのでここぞという時に使用しましょう。



このバンギを早く完成させる手助けとして、トレーナーズを持ってくる《ジラーチ》(SM8a)、アメなどキーカードをデッキトップに乗せ《博士の研究》へ繋げる2進化デッキ必須の《ヤレユータン》(S1H)はマスト。
《シルヴァディGX》(SM11b)も手札補充+良いサブアタッカーになってくれます。

進化前の《サナギラス》は「ロケットしんか」というダメージ+自身の進化というワザを持っています。ばくれつしんか→だんがんしんか→ロケットしんかと、進化関連効果を持つテキストですね。自分は同じポケモン内で統一感を見出すのが好きなのでこういった似た効果を引き継いでくれるのは嬉しいです。




イラストレーターは漫画家の凪水そうさん。
光と陰の使い方が抜群で、アニメチックかつ柔らかい印象と可愛いらしいイラストを描かれる方です。
森(密林?)の中で煙と赤いオーラを放つバンギが今まさに攻撃しようとする姿が描かれています。
低い姿勢からこちらを睨む表情は、がんばんくずしともマウンテンスイングを撃とうとしてるようにも見えます。パックタイトル「爆炎ウォーカー」にかけてバンギの熱い闘志が燃えているのかもしれませんね。
姫野先生のバンギ同様可愛いバンギのイラストで、全身の鎧の、光のグラデーションが印象的な見事なイラストです。



さて、新時代となり久しぶりに闘タイプとして収録されたバンギですが、暴れまわる悪の軍団・ティア1ムゲンダイナへのアンチ色として環境をかき乱します。
ソードシールドに突入し、悪タイプにはゲームでのどくタイプが編入され、あくタイプ由来の悪ポケモンは草弱点(むし)、どくタイプ由来の悪ポケは闘弱点(じめん)となりました。
バンギはゲームではくさもむしも弱点なので今後悪タイプとして出ても闘タイプで出ても草弱点で統一されるでしょう。ただ、どくが入った事により悪ポケの数が増えたのに伴い、もしかしたらソードシールドシリーズでは闘タイプでこれからも収録されるかもしれませんね。その方がヨーギ、サナギとも色が合いますし。

もちろん、バンギなら闘でも悪でも炎でも雷でもどんなタイプでも愛しますよ!!!

では、また次のバンギ紹介で。

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